Story
馬車に撥ねられ死んだはずのユーナは、気付けば真っ白な世界にいた。
そこで出会った天使アンジェリカは唐突に告げる。「聖女シェリアスティーナの身体に入り、少しの間暮らしてほしい」と。
何のとりえもない一平民ユーナ、突然国をも揺るがす聖なる美女になったとなれば、右も左も分からず大混乱。
オマケに生前のシェリアスティーナは、ワガママ・高飛車・高慢ちきの嫌われ者!?
彼女の婚約者という堅物の神聖騎士アシュートとも、なにかと衝突してばかりのようで……。
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様々な思いの交錯する、異世界恋愛ファンタジー。完結済。
Contents
◆もしよかったら一言お願いします◆
Characters
■ユーナ=ウィスダム■
この物語の主人公。十八歳。
馬車に撥(は)ねられあの世に召されかけたが、紆余曲折あって聖女の身体で生活をすることに。
きわめて普通の少女であり、一変した聖女としての毎日に悪戦苦闘している。
どんな境遇でも人に対する思いやりを忘れない、穏やかな性格。傍から見ると危なっかしいところも。
■アシュート=リュエル=ローテンルキア■
シベリウス王国の第一神聖騎士。二十三歳。
幼い頃から王国を支える騎士としての教育を受けてきたためか、非常に真面目で堅苦しい性格。
聖女シェリアスティーナの婚約者だが、彼女とは深い確執があるようだ。
ユーナが身代わりになった後も、その事実を知らぬために非常に厳しい態度で接するが……。
□シェリアスティーナ=ヴィーダ(19)□
ヴィーダ神の代弁者として崇められている聖女。
神秘的で儚い容貌の文句なしの美女であるが、性格は残酷で王宮内ではひどく恐れられている。
入水自殺を図り身体から魂が離れてしまったため、一時ユーナが身体を預かり生命を維持することに。
□ライナス=サン=ヴェントリス(27)□
シベリウス王国の宰相補佐。
穏やかな立ち居振る舞いとは裏腹に、底意地の悪い性格。
聖女シェリアスティーナの後見人的存在で、彼女の身に起こった真実を唯一知っている人物。
□ジークレスト=ウルス=クォンティン(28)□
シベリウス王国の神聖騎士団副長。
目の覚めるような金髪に長身、更に筋肉質なため迫力がある。派手であっけらかんとした性格の親分肌。
アシュートとは十代の頃からの付き合いで、結構仲がいいと一方的に(?)思っている。
→その他の登場人物
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